東北大学法学部教授として長い間教鞭をとられていた故小町谷操三先生が往年収集された「海商法」をはじめ法学一般に関する海外の文献約4,700冊のコレクションが本大学に「小町谷文庫」として所蔵されています。
2018年度に、本大学教授であった今井潔先生のご紹介で、石山卓磨先生(元早稲田大学教授)と受川環大先生(明治大学法科大学院教授)に選別を依頼し、特に貴重と考えられる資料24点と次に保管すべき資料198点を選別していただきました。
24冊については、図書館分室調湿庫内に所蔵、それ以外の資料については、6号館法制研究所に所蔵しております。
この度、特に貴重と考えられる資料24冊の目次情報他を公開いたします。
公開に至るまでに、三人の先生方の多大なるご支援を賜りましたことに対し、厚く御礼申し上げます。
特に貴重と考えられる資料24点(図書の背・タイトル頁・目次画像他)
(日本人名大辞典より)
小町谷操三 こまちや-そうぞう
1893−1979
大正-昭和時代の商法学者。
明治26年1月1日生まれ。海商法を専攻する。東京地裁判事をへて欧米に留学。大正13年東北帝大教授となり、のち愛知学院大教授。法制審議会商法部会委員をつとめた。学士院会員。昭和54年1月5日死去。86歳。長野県出身。東京帝大卒。著作に「運送法の理論と実際」「海商法研究」など。
“こまちや-そうぞう【小町谷操三】”, 日本人名大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2019-08-09)